環境活動

「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」への取り組み

2021年8月23日に経済産業省のHPにて公開された「プラスチックに係る資源循環の促進等に 関する法律」の政省令・告示について、現状では具体的なことは決まっておらず、来年4月1日の施行に向けてこれから行政や関係機関によって、今後の方針が決まっていくこととなっております。

出典:経済産業省ウェブサイト(https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/haikibutsu_recycle/plastic_junkan_wg/010.html

一方で、大筋の方向性として既に公開されている基本方針等と弊社製品や今までの取り組み等を下記にまとめました。

(更新2021年9月6日)

製品の構造(設計、生産、梱包等)

(減量化 )

製品毎に用途上必要な強度や機能を維持しながら、機能上不要となる箇所を空洞化する等の製品デザインの工夫を行っています。

(包装の簡素化 )

製品入数等の梱包形態の見直しや段ボール内のポリ袋の削減を実施しています。例えばピンチハンガーの袋入り廃止では、ポリ袋50,000枚/年以上を削減。一方で小分けをご希望のお客様のご要望にお応えできるべく、袋から小箱へ変更し、生産性を損なわないために独自の梱包設備を導入しました。

(長期使用化・長寿命化)

必要な強度・耐久性・耐溶剤性を製品毎に基準化し、生産ロットや原材料ロット毎の各種検査を行うことで品質の均一化を図っています。

(再使用が容易な部品の使用又は部品の再使用)

成形工程で発生するランナー等の端材や、試し打ちで発生する不良品を粉砕機/混合機を通して、製品原料に再配合し、工場からのプラスチック廃棄物の排出を極小化しています。

(単一素材化等 )

ポリプロピレン(PP)を統一素材として採用しています。強度や耐熱性、ヒンジ性、耐溶剤性からPPを選択しており、ほとんどの製品は金属や異樹脂を含まないPPのみの単一素材となっています。全生産量の95%は再生プラスチックを使用しています。

プラスチック種類別の特徴
プラスチック名
強度
耐熱性
ヒンジ性
耐溶剤性
ポリプロピレン(PP)
ポリスチロール(PS)
×
×
×
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)
×
×
ポリエチレン(PE)
×
×

(分解・分別の容易化 )

製品のほとんどはポリプロピレン単一素材かつ組立工程のない一体型の成形品で、分解を必要とせず、分別が容易です。

(収集・運搬の容易化)

同一製品毎に垂直に積み重ねられる形状や、複数本数が組み込める形状に、設計されています。また、段ボール内の無駄なスペースを削減する為、製品の梱包方法の工夫をしています。

原材料について(再生プラスチックについて)

全生産量のうち、約95%(2020年実績)は環境負荷の少ない再生プラスチック(再生ポリプロピレン)を使用しています。再生プラスチックの元となる主な素材は、プレコンシューマ材料(=プラスチック製品の製造工程で発生する素材)ですが、さらに環境負荷を低減させる為に、2011年より強度や用途上使用可能な一部の製品には、ポストコンシューマ材料(容器リサイクル法で消費者から回収され、再生化されたもの)の使用を開始し、現在は約40%配合しています。一般的に物性や成形性が安定しにくいと言われる再生プラスチックでも、製品に求められるスペックを維持するために、耐熱強度・耐溶剤性・ヒンジ性等の検査を行なっています。この原材料及び成形品の品質管理を徹底することで、再生プラスチックを使用しながら、一定品質で長寿命なリユース性の高い商品を安定して生産できています。

資源循環上の特徴は以下の表の通りです。温室効果ガス排出量が少ないことはもちろんですが、リユースが何度もできることやリサイクル(再原料化)することが可能であることも環境負荷にとっては大事な要素となります。

クリーニング店でのハンガーの回収・リユース・リサイクルへのサポート

創業以来、クリーニング店と消費者の間での製品の回収及びリユースを推進すべく、様々なサポートを行い、消費者にも定着してきましたが、今後は取り組みの一層の徹底が求められてくる為、改めて以下のサポートを強化させて頂きます。

  • リユース/リサイクル推進の情報資料の発信・ハンガー回収
  • 資源循環協力を呼び掛ける店頭ポスターのデータ配布、デザインへの協力
  • 回収BOX、ラック等の設計相談への対応
  • 回収後の洗浄・分別へのアドバイス
  • 変形・折れ等で工場で廃棄する場合の分別の指導。近隣の再生プラスチック業者の検索・ご紹介